会社の給与天引きを利用して貯蓄できる「財形貯蓄」はどんな人におすすめなのでしょうか。「貯金が苦手な人」「老後のゆとりが欲しい人」「将来的にマイホームがほしい人」「結婚資金などライフプランに合わせて貯金したい人」などが例として挙げられます。
一般財形の場合は、貯金が苦手という人やライフプランに合わせて貯金をしたい人に向いています。こちらは貯蓄残高を上限に何度でも引き出しができますし、使用用途を問わずに使えるので、汎用性が高い財形貯蓄となります。
老後のゆとりがほしい場合には、財形年金貯蓄が便利です。公的年金の他に60歳以降年金形式で受け取れるので、定年退職後の暮らしを安定させたい場合などにおすすめです。原則5年以上の積立期間があれば利用可能ですので、50歳を目前として、自分がもらえる年金額に不安を覚えてから始めることもできるでしょう。
新築やマンション購入、住宅のリフォーム資金として財形貯蓄を行いたい場合は、財形住宅貯蓄が便利です。住宅ローンを利用する際は審査などで手間取るケースがありますが、財形貯蓄で勤務先と提携している金融機関を利用することで審査は不要になりますし、財形貯蓄の残高を頭金として利用できます。金利や借入金を抑えられるため、お得にマイホームの夢が叶います。
毎月一定額の貯蓄ができるので、入社から定年退職日まで長い年月財形貯蓄をし続けることもよいでしょう。知らずのうちに多額の貯金ができていることに驚くかも知れません。